名護・屋我地から全長1,960メートルの古宇利大橋を渡るとそこは神聖な島、古宇利島✨
ここ数年でリゾート開発が進み、島の雰囲気がすっかり変わってしまいましたね。
ホテルや飲食店が増えて賑わっているのは良いことだとは思いますが、古き良き島のエネルギーが恋しくなるのは私だけでしょうか・・・
さて、今回は古宇利島に伝わる伝承をご紹介していこうと思います!
知っていたら、より一層、観光・ドライブを楽しめるはず😊
古宇利島に伝わる男女のお話
さっそくですが、古宇利島に伝わるお話はざっくり書くとこんな感じ。
むかしむかし、古宇利島に男と女がいました。 ふたりとも衣服は身に付けず裸で、天から降ってくる餅を食べて暮らしていました。 ふたりは裸でいることをちっとも恥ずかしいとは思わなかったし、餅が余っても、 明日のために蓄えておくということをしなかったのでした。 毎日を豊かにのんびり過ごしていたある日のこと、ふたりが浜辺に行くと、 オスとメスのジュゴンが交尾しているのを目の当たりにしました。 これを見たふたりは、人生で初めて裸でいることが恥ずかしいことだと感じ、 それからクバの葉で前を隠すようになりました。 また、知恵を付けたふたりは、食べきれずに余った餅を蓄えるようになりました。 それからは天から餅が降ってくることはなくなり、ふたりは貝や魚、海藻を採って 生活するようになったとのことです。
このお話は様々なパターンがあるので、細かい部分はスルーしておくとして・・・
あれれ、何か、どこかで、聞いたことありませんか?
そうです!!!旧約聖書「創世記」に登場するアダムとイヴ(エバ)の物語
この伝承を初めて耳にした時、幼稚園の頃発表会で演じた聖劇を思い出しましたよ・・・
うん十年前の記憶、コワイコワイ
古宇利島のお話にはヘビも禁断の果実も登場しませんが、
知恵・知識を身につけたら・・・
- 羞恥心が生まれる
- 労働をしなければ食べていけなくなる
このあたり、同じですよね🐍🍎
ほんと、ざっくりすぎてごめんなさい。
ちなみに、古宇利島の男女のお話からは少し脱線するのですが、沖縄には、イキガヤ、ソーキブニヌティーチタラン(男性はソーキブニが一本足りない)という言葉があります。
はい、ソーキブニとはみんな大好き!?ソーキそばに乗ってるアレです!アバラ骨、肋骨ですね🦴
あなたは軟骨ソーキ派?それとも本ソーキ派?
実はこの表現、旧約聖書「創世記」で描かれるエピソードそのまんまなんですよ!
天地創造スタートから6日目、神(ヤハウェ)は自分の姿に似せてアダム(男性)を作りました。・・・略・・・神は彼に連れ合いを作ってあげることにし、神はアダムを眠らせて、肋骨からイヴ(女性)を作り出しました。
旧約聖書「創世記」より
男性の肋骨1本使って女性を作り出したとな、確かに一本足りなくなるよね😂
これは偶然の一致なのか、それとも・・・
アダムとイブのお話、知らないよ〜って方は、
旧約聖書「創世記」 天地創造と原初の人類 の物語、ぜひ調べてみましょう🔍
人類発祥の地、アダムとイブ(エバ)が住んでいたのは古宇利島なのか?
今の文明、今の人類の始まりの場所は古宇利島なのでしょうか?
エデンの園は古宇利島だったのでしょうか?
人類発祥の地についてはいろんな説がありますし、異論を唱えたい人がいるのも承知の上ですが、なんだかすごくワクワクしませんか?
ニライカナイ伝説、国産みの神話、神武東征にまつわる伝承など、謎とロマンに溢れる沖縄。
古宇利島には縄文文化の跡もあるし、もしかしたら、もしかして!!!
伝承の上では琉球人の祖であるふたりが人類の祖だとしたら・・・
いろんな妄想、いえ、想像をしながら島を廻ってみてはいかがでしょうか🚗
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